葉が増えなくなりました
ひよこ
2025/06/10(Tue) 11:20 No.29115
はじめまして。
一昨年いただいたミニ胡蝶蘭を育てています。花が落ちた後、新芽が1枚出てきていたので去年の12月に植え替えをしました。
1枚目の葉が伸びはじめたころから、もともとあった4枚の葉の1枚の先が変色し始め、2枚目が伸び始めたところで葉が増えなくなり、ほかの葉も少しずつ変色し始めています。
植え替え時にちょっと斜めになってしまいました……新しい根が増えているようにも見えず、掘り出して根の状態を確認すべきでしょうか? ランを育てるのははじめてで、わからないことばかりです。どうにか延命させたく、アドバイスをいただけますと幸いです。


Re: 葉が増えなくなりました
ひろし@小南部
2025/06/11(Wed) 08:47 No.29116
プラ鉢をお使いですが、バーク軽石の混合物のほかにミズゴケが見えますが、植え替えはどのような材料でどのようになさったのでしょうか?
場合によっては植替え直ししたほうが良いかもしれません。
胡蝶蘭の葉について、ですが
胡蝶蘭のような単茎性のランにとって葉は養分の光合成をする工場であると同時に養分の貯蔵庫でもあります。古くなって光合成の効率が悪くなった葉からは養分を回収、新葉、花芽に回して自ら枯らしてしまうのです。
生育が順調な成株ならば「新葉二枚出したら古い葉が一枚枯れ落ちる、」「花軸を伸ばし花を咲かせたら、古い葉一枚枯れ落ちる」くらいのペースです。
このような場合の葉の枯れ方は葉が徐々に薄くなり先端から徐々に黄変が進み、委縮し始めかさかさになり最後は触れただけで落葉します。
場合によっては植替え直ししたほうが良いかもしれません。
胡蝶蘭の葉について、ですが
胡蝶蘭のような単茎性のランにとって葉は養分の光合成をする工場であると同時に養分の貯蔵庫でもあります。古くなって光合成の効率が悪くなった葉からは養分を回収、新葉、花芽に回して自ら枯らしてしまうのです。
生育が順調な成株ならば「新葉二枚出したら古い葉が一枚枯れ落ちる、」「花軸を伸ばし花を咲かせたら、古い葉一枚枯れ落ちる」くらいのペースです。
このような場合の葉の枯れ方は葉が徐々に薄くなり先端から徐々に黄変が進み、委縮し始めかさかさになり最後は触れただけで落葉します。


Re: 葉が増えなくなりました
ひよこ
2025/06/12(Thu) 09:50 No.29118
お返事をありがとうございます。
植え替え時には、プラ鉢にバーク軽石を使用しました。ミズゴケは「根を乾燥から守るためにかぶせる」というアドバイスをどこかで見て、軽く載せました。鉢の中にはまったく使用していません。
葉の枯れ方は、ご説明いただいたような状況です。
植え替え時には、プラ鉢にバーク軽石を使用しました。ミズゴケは「根を乾燥から守るためにかぶせる」というアドバイスをどこかで見て、軽く載せました。鉢の中にはまったく使用していません。
葉の枯れ方は、ご説明いただいたような状況です。


Re: 葉が増えなくなりました
ひろし@小南部
2025/06/13(Fri) 09:30 No.29120
新根も出ない、生長が停滞している、という症状はやはり根の状態が不安です。胡蝶蘭の根はむしろ乾く時間があったほうが活動が活発になるので、バーク軽石植えの場合ミズゴケは不要です。
ご説明と、画像から、「株が植え込み材料を嫌がっている」印象を受けました。バーク軽石のブランド名が分かればお知らせください。
それともう一つ考えられるのは水やり、施肥などの日常管理をどのようになさっているかお知らせください。
ご説明と、画像から、「株が植え込み材料を嫌がっている」印象を受けました。バーク軽石のブランド名が分かればお知らせください。
それともう一つ考えられるのは水やり、施肥などの日常管理をどのようになさっているかお知らせください。


Re: 葉が増えなくなりました
こんにちは。
詳しく分析していただきありがとうございます。
ミズゴケは撤去いたします。
植え替えには、大宮グリーンサービスさんの「洋ラン、シンビ用」と書かれたバーク軽石を使用いたしました。
水やりは週に1回、80~100ccほど根元にかからないよう鉢に注いでいます。
肥料はまだ一度も与えていません。
根本と葉先が映るよう写真を撮り直してみました。
新しい根が見えず、心配です。
合う土がございましたらアドバイスをいただけますと幸いです。
ひよこ
2025/06/13(Fri) 17:32 No.29122

詳しく分析していただきありがとうございます。
ミズゴケは撤去いたします。
植え替えには、大宮グリーンサービスさんの「洋ラン、シンビ用」と書かれたバーク軽石を使用いたしました。
水やりは週に1回、80~100ccほど根元にかからないよう鉢に注いでいます。
肥料はまだ一度も与えていません。
根本と葉先が映るよう写真を撮り直してみました。
新しい根が見えず、心配です。
合う土がございましたらアドバイスをいただけますと幸いです。


Re: 葉が増えなくなりました
ひろし@小南部
2025/06/15(Sun) 09:11 No.29123
水やりの仕方が問題です。水やりはなんccと決めるのではなく、かけ流しでたっぷり与え、底穴から勢いよく水がながれだすように与えないと、鉢内の空気が入れ替わらず、根が空気不足になります。これはミズゴケ植、バーク植えを問わず、の原則と考えてください。空気の入れ替え不足の弊害は素焼き鉢にミズゴケ植えよりもバーク軽石植えのほうが出やすいのです。
いまは高温期、葉の成長期ですから水やりは毎日できれば朝に行ってください。それで2週間経過して改善が見られなければ次の対策を打つ必要があります。
植え込み材料そのものは洋蘭、シンビ用なら、最適とは言えないまでも生育に支障が出るものではないとは思いますが、「ロットぶれ」などで未熟なバークが混入したり、酸性の強い軽石がまじったりして根がきらうことは可能性は低いですがありえます。
また、株のほうでも、非常に稀ですが、ミズゴケ以外を受け付けない個体があることがあり、ミズゴケで順調に育つのにバーク軽石では株がどんどん小さくなったり、一切新根を出さないというケースも過去に相談を受けたことがあります。そのような場合は「素焼き鉢に水苔植え」に戻して事なきを得るのですが、ひよこさんの株は植替える前はどんな状態だったのでしょうか?
とりあえず水やりの仕方を変えて様子を見てください。改善が見られたら施肥を考えましょう。改善が見られないなら植えなおしなどの対策を考えましょう。
いまは高温期、葉の成長期ですから水やりは毎日できれば朝に行ってください。それで2週間経過して改善が見られなければ次の対策を打つ必要があります。
植え込み材料そのものは洋蘭、シンビ用なら、最適とは言えないまでも生育に支障が出るものではないとは思いますが、「ロットぶれ」などで未熟なバークが混入したり、酸性の強い軽石がまじったりして根がきらうことは可能性は低いですがありえます。
また、株のほうでも、非常に稀ですが、ミズゴケ以外を受け付けない個体があることがあり、ミズゴケで順調に育つのにバーク軽石では株がどんどん小さくなったり、一切新根を出さないというケースも過去に相談を受けたことがあります。そのような場合は「素焼き鉢に水苔植え」に戻して事なきを得るのですが、ひよこさんの株は植替える前はどんな状態だったのでしょうか?
とりあえず水やりの仕方を変えて様子を見てください。改善が見られたら施肥を考えましょう。改善が見られないなら植えなおしなどの対策を考えましょう。


Re: 葉が増えなくなりました
そんなにじゃばじゃば水を上げていいものだったのですね。
根腐れさせないよう、ひかえめにあげるものだと思い込んでおりました。
2週間様子見とおうかがいしたところ、勝手なことをして申し訳ありません。
植え替え時にミズゴケを見たような気がして、掘り返してみたら、ネガミズゴケに絡まっていました。もともとミズゴケが使われていたようです。
なにも知らずにバークと軽石で周りをかためてしまっておりました。
ひよこ
2025/06/16(Mon) 12:43 No.29124

根腐れさせないよう、ひかえめにあげるものだと思い込んでおりました。
2週間様子見とおうかがいしたところ、勝手なことをして申し訳ありません。
植え替え時にミズゴケを見たような気がして、掘り返してみたら、ネガミズゴケに絡まっていました。もともとミズゴケが使われていたようです。
なにも知らずにバークと軽石で周りをかためてしまっておりました。


Re: 葉が増えなくなりました
ひろし@小南部
2025/06/18(Wed) 10:35 No.29125
結果オーライです。根を確認して良かった。あまり状態が良くないのは空気不足ですね。
できるだけ古いミズゴケを外して一日陰干ししてから新しいバークで植え込みましょう。手に入るなら軽石混合ではなくて、商品名「ネオソフロンα小粒」か「モルバーク中粒」を使うと良いでしょう。
よくあることなんですが、生産者は小苗のうちはミズゴケで肥培し、花芽を持たせる生長期に向けて、バークで鉢増しする生産が普通になっています。生産者温室では問題がほとんど起きないのは、株が若く成長力も旺盛な個体を最適環境で管理するので、ポット内の湿度のバラつきも、ほとんど問題にならないのです。
それに対して私たちが園芸店で買う株は、「開花」「ギフト仕立てで通気性の無い化粧鉢に仕立てられ
」「輸送途中の振動」や「園芸店でのアルバイトにより水やり(やりすぎ)」そして「環境の劣る一般家庭での開花の持続」などで株は疲れ切っている状態です。
生産者温室からみればはるかに劣る環境ですし、「胡蝶蘭は乾かし気味に」というのは、秋から開花期まではその通りなのですが、本来成長期(回復期)である花後の高温期に乾かしてしまうと疲れた株がなお弱ります。
繰り返しますが、
花芽形成期である秋から開花までは「株の成長は休止期」で「水やりは控えめ」(それでも与えるときは鉢内の空気入れ替えのためかけ流しがベスト〜水やり間隔を長くするだけ)そして「施肥はしない」
花後成長期には「水を切らさない」「葉の成長期には水やり2回に1回の割で薄めの液肥を与える」
が基本です。
できるだけ古いミズゴケを外して一日陰干ししてから新しいバークで植え込みましょう。手に入るなら軽石混合ではなくて、商品名「ネオソフロンα小粒」か「モルバーク中粒」を使うと良いでしょう。
よくあることなんですが、生産者は小苗のうちはミズゴケで肥培し、花芽を持たせる生長期に向けて、バークで鉢増しする生産が普通になっています。生産者温室では問題がほとんど起きないのは、株が若く成長力も旺盛な個体を最適環境で管理するので、ポット内の湿度のバラつきも、ほとんど問題にならないのです。
それに対して私たちが園芸店で買う株は、「開花」「ギフト仕立てで通気性の無い化粧鉢に仕立てられ
」「輸送途中の振動」や「園芸店でのアルバイトにより水やり(やりすぎ)」そして「環境の劣る一般家庭での開花の持続」などで株は疲れ切っている状態です。
生産者温室からみればはるかに劣る環境ですし、「胡蝶蘭は乾かし気味に」というのは、秋から開花期まではその通りなのですが、本来成長期(回復期)である花後の高温期に乾かしてしまうと疲れた株がなお弱ります。
繰り返しますが、
花芽形成期である秋から開花までは「株の成長は休止期」で「水やりは控えめ」(それでも与えるときは鉢内の空気入れ替えのためかけ流しがベスト〜水やり間隔を長くするだけ)そして「施肥はしない」
花後成長期には「水を切らさない」「葉の成長期には水やり2回に1回の割で薄めの液肥を与える」
が基本です。


Re: 葉が増えなくなりました
ひよこ
2025/06/24(Tue) 11:29 No.29129
おはようございます。
アドバイスをありがとうございます。先日、おすすめいただいた「ネオソフロンα小粒」に植え替え、2日に1回液肥を与えはじめました。これでしばらく様子を見たいと思います。
アドバイスをありがとうございます。先日、おすすめいただいた「ネオソフロンα小粒」に植え替え、2日に1回液肥を与えはじめました。これでしばらく様子を見たいと思います。


Re: 葉が増えなくなりました
ひろし@小南部
2025/06/25(Wed) 08:50 No.29131
植替え後の水やり施肥について言及を忘れました。今からでも行ってください。
植替え後の水やりをしたら3日間水やりを断ちます。施肥は一週間経過してからです。
施肥は水やり1回を挟んで水やり代わりにごく薄めの液体肥料を与えます。説明書通りでは濃すぎて失敗します。NPK666なら3000~4000倍でスタートし、新葉が出だしたら、新葉が展開するまで、2000倍までは濃くできますがずっと3000倍を維持するのが無難です。
植替え後の水やりをしたら3日間水やりを断ちます。施肥は一週間経過してからです。
施肥は水やり1回を挟んで水やり代わりにごく薄めの液体肥料を与えます。説明書通りでは濃すぎて失敗します。NPK666なら3000~4000倍でスタートし、新葉が出だしたら、新葉が展開するまで、2000倍までは濃くできますがずっと3000倍を維持するのが無難です。

