胡蝶蘭の根について
ななし
2025/07/12(Sat) 19:27 No.29155
比較的最近出した新しい根が先日まで元気だったのが萎れてきています。
何が原因か教えていただけますか。
葉の養分を使って出した根から、栄養をまた葉に戻すということはあるのでしょうか。葉は元気そうで今のところ問題ありません。


Re: 胡蝶蘭の根について
ひろし@小南部
2025/07/13(Sun) 10:53 No.29156
根からはもちろん光合成の材料になる水分や無機質養分(窒素、ミネラル類)は茎葉に供給しますが、一旦作った根の機能を損なってまで糖類などをまた葉が回収することは通常あり得ません。
一旦伸びた根がしなびたらそれは根が損なわれる外的な理由があります。
見た目の印象ですがミズゴケの保湿が良いようですが過湿はかんがえられませんか?また管理方法などについての次の質問におこたえください。
①鉢は素焼きですか?素焼きによく似て焼成温度の高いテラコッタの可能性はありませんか?
②ミズゴケの詰込み硬さは大丈夫(鉢を逆さまにして株やミズゴケがこぼれてこない固さ)ですか?
③濃い液肥を与えてませんか?あるいは薄めずに使う液肥とか?
④水やりの仕方をおしえてください。
一旦伸びた根がしなびたらそれは根が損なわれる外的な理由があります。
見た目の印象ですがミズゴケの保湿が良いようですが過湿はかんがえられませんか?また管理方法などについての次の質問におこたえください。
①鉢は素焼きですか?素焼きによく似て焼成温度の高いテラコッタの可能性はありませんか?
②ミズゴケの詰込み硬さは大丈夫(鉢を逆さまにして株やミズゴケがこぼれてこない固さ)ですか?
③濃い液肥を与えてませんか?あるいは薄めずに使う液肥とか?
④水やりの仕方をおしえてください。


胡蝶蘭の根について
ななし
2025/07/13(Sun) 11:36 No.29157
ご回答ありがとうございます。
①間違いなく素焼き鉢です。4.5号鉢を使用しています。
②逆さまにしてみましたが手の支えなさに落ちてきそうな気配はありませんでした。しかし、株を指で軽く押すと動きます。
③ハイポネックスの洋ラン用の液肥を最近与えました。鉢に直接刺して使うものですが肥料あたりを考慮して、水に希釈して、鉢が渇いたかなと思うタイミングで1回目から3日くらいあけて再び2回目というような回数で与えました。
また、2回目の時はダントツ水溶剤も一緒に希釈して与えました。ダントツは以前から使用していますが薬剤あたりをしたことはありませんでした。
④最近、ハダニが出たので葉水と水やりが不足だったのかと思い、葉水は毎日で鉢への水やりを前は2週間に1回くらいだったのを3日に1回くらいのペースにしました。
③④はここ1週間くらいの間の世話の仕方の変化です。
①間違いなく素焼き鉢です。4.5号鉢を使用しています。
②逆さまにしてみましたが手の支えなさに落ちてきそうな気配はありませんでした。しかし、株を指で軽く押すと動きます。
③ハイポネックスの洋ラン用の液肥を最近与えました。鉢に直接刺して使うものですが肥料あたりを考慮して、水に希釈して、鉢が渇いたかなと思うタイミングで1回目から3日くらいあけて再び2回目というような回数で与えました。
また、2回目の時はダントツ水溶剤も一緒に希釈して与えました。ダントツは以前から使用していますが薬剤あたりをしたことはありませんでした。
④最近、ハダニが出たので葉水と水やりが不足だったのかと思い、葉水は毎日で鉢への水やりを前は2週間に1回くらいだったのを3日に1回くらいのペースにしました。
③④はここ1週間くらいの間の世話の仕方の変化です。


Re: 胡蝶蘭の根について
ひろし@小南部
2025/07/13(Sun) 12:27 No.29158
おそらく肥料と薬剤の相乗効果で液体の濃度があがり、それに新根の成長点が耐えられなかったのではないかと推測します。
洋蘭用活力アンプルについて私は使用経験がないのですが(全く必要としないので)理論上胡蝶蘭に適しているとは思えません。肥料を好むシンビ辺りならおそらくなんの問題もないでしょうけれど、濃い肥料に、出たばかりの胡蝶蘭の新根の成長点にはおそらく毒です。
新根の成長点はあまり高い浸透圧をもっていないので、根の周囲の液体の濃度が高い場合浸透圧の逆作用で逆に生長点から根の水分を周囲に奪われます。
ネット情報では活力剤の組成の情報が全くないのでわかりませんが、私は通常のハイポネックス洋ラン用NPK=6:6:6なら成長期でも2000倍(説明書の2倍)に薄めて使うようにお勧めしています。成長初期なら3000倍が妥当です。それくらい胡蝶蘭の新根はデリケートです。
ダントツ水溶剤の濃度についても私には説明書を読んだだけではわかりませんでしたが、液肥と併用したならば、与えた水分の濃度はそれなりに上がったであろうことと思います。胡蝶蘭の新根の成長点は前述のようにそれほど高い濃度をもっているわけではなく浸透膜も薄いので、生長点の周囲の液濃度が高ければ、簡単に自身の水分を周囲にもっていかれてしまう、すなわち生長点が死んでしまいます。
胡蝶蘭の根は一旦伸びて導管周囲の保護層が形成されると保護層の細胞は十分な濃度を持ちまた浸透膜も丈夫になるので周囲が比較的高濃度でも水分を奪われる心配は無くなるのですが。
洋蘭用活力アンプルについて私は使用経験がないのですが(全く必要としないので)理論上胡蝶蘭に適しているとは思えません。肥料を好むシンビ辺りならおそらくなんの問題もないでしょうけれど、濃い肥料に、出たばかりの胡蝶蘭の新根の成長点にはおそらく毒です。
新根の成長点はあまり高い浸透圧をもっていないので、根の周囲の液体の濃度が高い場合浸透圧の逆作用で逆に生長点から根の水分を周囲に奪われます。
ネット情報では活力剤の組成の情報が全くないのでわかりませんが、私は通常のハイポネックス洋ラン用NPK=6:6:6なら成長期でも2000倍(説明書の2倍)に薄めて使うようにお勧めしています。成長初期なら3000倍が妥当です。それくらい胡蝶蘭の新根はデリケートです。
ダントツ水溶剤の濃度についても私には説明書を読んだだけではわかりませんでしたが、液肥と併用したならば、与えた水分の濃度はそれなりに上がったであろうことと思います。胡蝶蘭の新根の成長点は前述のようにそれほど高い濃度をもっているわけではなく浸透膜も薄いので、生長点の周囲の液濃度が高ければ、簡単に自身の水分を周囲にもっていかれてしまう、すなわち生長点が死んでしまいます。
胡蝶蘭の根は一旦伸びて導管周囲の保護層が形成されると保護層の細胞は十分な濃度を持ちまた浸透膜も丈夫になるので周囲が比較的高濃度でも水分を奪われる心配は無くなるのですが。


胡蝶蘭の根について
ななし
2025/07/13(Sun) 23:49 No.29159
浸透圧ですね、、、。なんと、胡蝶蘭の新芽や比較的新しい芽は、そんなにもデリケートなんですね!
これからは、新根が出たての時は与えない、、、若しくは、かなり薄めて与えて、ダントツの併用は絶対しないよう気をつけます。
本来ならばお金を払って教えて頂くようなプロの知識を、丁寧にご教授いただき、ありがとうございます。
今後の胡蝶蘭のお世話に役立てようと思います!
これからは、新根が出たての時は与えない、、、若しくは、かなり薄めて与えて、ダントツの併用は絶対しないよう気をつけます。
本来ならばお金を払って教えて頂くようなプロの知識を、丁寧にご教授いただき、ありがとうございます。
今後の胡蝶蘭のお世話に役立てようと思います!

