花芽がつかない

28391担当者さま よろしくお願いいたします
10年ほど前に頂いたミニ胡蝶蘭(3株寄植え)のことです
最初の花が終わって1株づつ鉢に分けました
それから植え替えとかしながら毎年花を咲かせて楽しませてくれました
この度も昨年末から花芽が伸びてきましたが、その気配が全くないのが1株あります
この子はもう花を咲かせてくれないのでしょうか?
今後どうしてやればよいかアドバイスいただけたら幸いです
添付画像左側が相談対象です

user.png nico time.png 2024/01/08(Mon) 11:23 No.28391
Re: 花芽がつかない
10年も育ててきて今回だけ花芽を着けなくても異常でもなんでもありません。昨年夏の日本は熱帯より暑いなつでしたから、花芽を阻害する要因が夏越しのときにあったということも考えられます。
また、ミニ胡蝶蘭のほうが、原種または原種に近い交配種の場合がほとんどなので、もともと温室で育成され、交配と栽培馴化が進んでいる大輪の胡蝶蘭よりも花芽条件が厳しい場合が多いのです。
私に言わせれば、「いただきもののミニ胡蝶蘭を10年も毎年咲かせて来た」という事実のほうがむしろ「驚くべき」で、「称賛」に価する事実です。

画像を拝見するにミニ胡蝶蘭は原種のDoritis pulcherrima(ドリティス・プルケリマ)かその血の濃い交配種だと思いましたが、品種ラベルはついていませんでしたか?なかったらこれまでの開花したときの画像をアップいただけませんか?

ミニ胡蝶蘭は原種原産地の気候帯(熱帯雨林?亜熱帯モンスーン気候帯?)にできるだけ栽培環境を合わせてやらないとなかなか咲かせられないことのほうが多いのです。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/01/08(Mon) 14:05 No.28392
Re: 花芽がつかない
28400ひろし様
お返事ありがとうございます
うちのミニ胡蝶蘭のことを良く言ってくださってとても嬉しいです
開花画像を遅らせていただきます
よろしくお願いいたします

user_com.png nico time.png 2024/01/17(Wed) 19:02 No.28400
Re: 花芽がつかない
これはミニとは言わないですよ。ミニは熱帯産のエクエストリスPhalaenopsis equestrisかプルケリマP. pulcherrimaなどの原種または交配種群ですが、これら原種または原種に近い本当のミニタイプは育てにくいのとさほど見栄えがしないのであまり出回らないのです。
これはミディタイプで台湾産のアマビリスPhalaenopsis amabilisかアフロディテP. aphroditeのどちらかで、胡蝶蘭の原種交配種のなかでもっともかわいらしく(アマビリス=可愛い)(アフロディテ=美の女神)かつ強健で咲かせやすい種類です。比較的低温に強く日本の気候にも順応性が高く、これなら毎年咲かせるのはそんなに難しいことではありません。昨年夏は特別暑かったですから(不思議ですが東京の夏は沖縄の夏より暑いんです)少し調子が狂ったのでしょう。そういう年もあります。新葉が何枚か出ていて枯れ落ちる葉と同数かそれ以上であれば何の問題もありません。今年の秋には花芽2本という可能性もあります。
基本的な育て方はこれまで間違えてないわけですからこれまでの管理を続けてくだされば良いと思います。一度休んだからといって、目新しいことを試みるとかえって結果が良くないことの方が多いですから。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/01/17(Wed) 22:29 No.28401
Re: 花芽がつかない
28407ひろし様
ミディというのですね
お祝いの大輪と違い、小さくて可憐なので勝手にミニと思ってました
物知らずで全くお恥ずかしい限りです
とても強い種ということなので、昨年から増やしている子も何とかなるかもと嬉しくなりました
ありがとうございました

user_com.png nico time.png 2024/02/10(Sat) 13:19 No.28407
Re: 花芽がつかない
これは脇芽を分けたものでしょうか?プラスチック容器に湿らせたミズゴケで根が満足にない株を植え付けたのでは病菌に侵されるリスクが高く、成功する確率は低いです。素焼き鉢にミズゴケで植え付けるとほんのちょっとマシになりますが、それでもミズゴケを乾き気味にしつつ空中湿度を維持する方策を取らねばならず、一般家庭ではむずかしいでしょう。
とても強健な種類といっても、「亜熱帯に樹上着生する胡蝶蘭の一種としては、とても強健」ということでコメントしました。
胡蝶蘭やデンドロビウムなどの着生蘭にはやはり基本的な育て方があります。脇芽や高芽などを分離する場合、芽がある程度育って小株となって自前の根が何本かある程度の長さになってから分離するのが、親株と同じように管理できるので楽なやり方です。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/02/10(Sat) 21:53 No.28408
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