その後の報告 投稿者:蘭子 投稿日:2008/10/15(Wed) 01:53 No.705
ひろし@小南部さん、お久しぶりです。4ヶ月前に相談させていただいた時には大変お世話になりました。今日はその後の報告をさせて頂きます。
質の良いバークにて植え替え、また水は浄水器を通したものを与えています。葉の裏にびっしりと付いていた蜜は、徐々に減ってきた気がします。新葉は結局、今シーズン一枚も出てこなかったのですが、現在花芽が10cmほど育っています。なんとか元気でいてくれたようで嬉しい限りです。しかし、花が咲かずに茎から葉が出てくる、という事もあるようなのでまだどうなるかは分かりませんね。
Re: その後の報告 - 蘭子 2008/10/15(Wed) 07:04 No.706 元の記事に返信する形で投稿したつもりが、失敗してしまったようです。すみません。
6月に胡蝶蘭の成長が遅く、新葉が出てこない、という件で相談した者です。その時いろいろとアドバイスを頂きました。
Re: その後の報告 - ひろし@小南部 2008/10/15(Wed) 19:18 No.707 蘭子さんこんばんは、 やはり水のカルシウム過多が生育を阻害していたのだと思います。繰り返しになりますが、水がアルカリ性に傾くと微量要素のミネラルを吸収できなくなるので、ミネラル不足によりせっかく作った糖を重合して植物体を作り出せず、だぶついた糖を外部に排出するしかなくなり、結果として葉を作れなかったのでしょう。 その状態で早くも花芽が上ったというのは仰せのように葉芽に化ける惧れは若干ありますね、、、。 それでも新葉が増えなくても現在の葉の枚数が5枚もあれば5〜6輪くらいの開花は期待してよいのかも知れません。
拙宅では1枚目が完成して2枚目が期待できない株と2枚目が展開中の株と半々の状態です。今年一枚しか展開しなかった株は来年植替えが必要と思っています。ちょっと難儀だな、、、というところです。 一枚しか増えなくても来春はきちんと花を咲かせる株が殆どだと思いますが、そのために以前の葉を2枚消耗すれば、株は小さくなるわけなので、成長への圧力を掛けるためには植替えという刺激も必要ということです。
Re: その後の報告 - 蘭子 2008/10/17(Fri) 17:01 No.710 ひろし@小南部さん、お返事ありがとうございます。 現在葉の数は5枚です。開花も期待できるのですね。また変化があったら報告させていただきます。
今現在8つの胡蝶蘭を育てていて、そのうちの一つ(ミニ胡蝶蘭)は今年2枚新葉をつけましたが、あとの7つの胡蝶蘭は全て、一枚のみでした(こちらの掲示板で相談させていただいた株は0枚)。冬は室内20度前後でとても良い環境だと思うのですが、夏も平均22〜24度と涼しく、また窓は北向き、という状況です。やはりこれも毎年1枚づつしか新葉をつけない原因でしょうか?
Re: その後の報告 - ひろし@小南部 2008/10/17(Fri) 19:24 No.711 やはり北側の窓だと夏の明るい日中でも照度1万ルクスには達しないでしょうから(北隣の建物が白壁だったりして反射光があれば別です)やはり若干成長は緩慢になるでしょうね。その他の条件は、水質の問題が解決しましたから、胡蝶蘭にとってストレスはなさそうです。 新葉の展開がシーズン一枚でも損耗が一枚であれば何も問題はないわけですから、、、(もちろん開花することが前提ですが)株を維持できれば良いのではないでしょうか? 大株にして花を100輪も付けさせたいということであれば専用設備は必要になりますが、維持できれば良いということであれば、おそらく問題は無い環境と思いますが?
私のところは、水遣りも施肥も手抜きのために不足気味、植替えの間隔も極限まで長く、最低気温も暖冬の昨今で12度普通の冬だと10度を割る、というストレスもあり、葉の損耗がシーズン2枚が普通なので2枚新葉が出ないと株が小さくなるのです。 着花については赤みの濃いドリテノプシスと思われる個体がケチで葉の枚数の割りに花が少ない(5枚葉で6輪程度)のを除けばどの株も10輪前後毎年咲くのですが、葉は3枚から6枚の間で行ったり来たりという状況で長いものは20年以上続いています。
Re: その後の報告 - 蘭子 2008/10/19(Sun) 17:33 No.714 いつも分かりやすく教えてくださってどうもありがとうございます。 確かに、株を維持できれば新葉がシーズン一枚でも構わないですね。今のところどの株も4枚か5枚以上葉があるので大丈夫だということが分かりました。
北向きの窓の向かいに100mほど離れていますが白壁の建物があり、反射光はあります。胡蝶蘭が育つための最小限の光はある、と考えてよいでしょうか?
前から疑問に思っていたのですが、胡蝶蘭には寿命はあるのでしょうか?毎年新葉、新根が出て、株は常に若さを保っているような気がするのですが、それでもいつか元気をなくして枯れてしまうのでしょうか?今大切に育てている蘭達が、これからも何十年もずっと元気でいて欲しい、と思っているのですが・・・。
Re: その後の報告 - ひろし@小南部 2008/10/19(Sun) 20:06 No.715 胡蝶蘭が好む明るさ(照度)は1万から2万ルックスであろうと観察しています。夏の全天照度は10万ルックスにもなりますからその1割〜2割の照度ということです。 一方で補償点照度はおそらく2000ルクスくらいであろうという研究結果をどっかで詠んだ記憶があるのですが確かなことはわかりません。補償点照度という意味はこれ以下の照度では光合成産物と生命を維持するための消費が同じ量であるということで、これ以下ではだんだん株が弱り死ぬということです。補償点を越えれば緩慢でも育つことはできるかとは思いますが、やはりある程度の余裕は欲しいですよね。
北側の窓でも画家のアトリエのように大面積であれば窓辺では夏の晴れの日であれば一万ルクス以上の照度を得ることができるでしょうから問題はないのですが、普通の住宅の北側の窓は5000ルクスを得るのが精一杯ではないかと思っています。北側に白壁があればその反射光は大きな助けになります 。窓のない室内でも事務所の照明は明るく感じるものですが、これは人間側が瞳の絞りを開放するからで、照度せいぜい1000ルクスを超えるのが関の山で、これでは胡蝶蘭は育つことができません。
株の寿命については私もよく分かりません。カトレアなどの複茎性の蘭は寿命という概念が当てはまらないようです。19世紀にオーキッドハンターが南米を暗躍し、欧米諸国に持ち出した株でもまだ存命のものがかなりあるようです。私の知り合いの老獣医は山採りのカトレア・トリアネイと思われる(ラベルが戦時中のドサクサで失われたのは残念)大株を所有していますが、「ある皇族が英国留学中に既に大株であった株を入手し持ち帰ってさらに大株にしたのだが、第二次世界大戦中疎開先を求めて転々とした大株を引き取ったのだといういわくつきのもの」だそうです。私も2芽分けてもらいましたがまだ開花にいたっていません。 胡蝶蘭に関して言えば私の株の中で一番古いのは25年は経っているのですが、これは一度高芽更新しているので、厳密な意味では同じ株ではないことになります。次は東京の蘭展でコムポットを米国の業者から買ったのが20年ほど前、、、寄せ植えから3株開花株にまで達しましたが一株はひとにあげたので2株手許にあり、毎年開花しています。 株は大きくはなってませんから開花株に達してから毎年葉を1〜2枚展開し、平均すれば同じ数だけ損耗してきたことになります。 植え替えの際に切断する茎の下部にまで花軸のあとがある状態ですから、何年でも同じことが出来るようにも思えますしそのつもりでおりますが、、、「カトレアやシンビジウムなどより短い」ということ何度か耳にし、眼にしました。
Re: その後の報告 - 蘭子 2008/10/22(Wed) 05:49 No.719 ひろし@小南部さん、再びお返事どうもありがとうございました。 いつもとても分かりやすいご説明で、それまで疑問に思っていたこともすぐに納得してしまうほどです。
カトレアについてのお話、とても興味深かったです。このカトレアたちも、いろんな体験をしてきたのですね。長い間にわたって持ち主や場所を変えてきた歴史を感じさせる、骨董品などの「物」を手に入れることはそう難しくありませんが、蘭などの「植物」ではなかなかそうはいきませんね。お手元のカトレア、開花したら是非写真を見せていただきたいです!
ひろし@小南部さんの胡蝶蘭で最年長の株は、すでに20年から25年も生きているのですね。これからもずっと元気でいてくれると良いですね。我が家の蘭たちも、大切に育てて20年後も30年後も元気でいてくれるといいなぁ・・・。
Re: その後の報告 - ひろし@小南部 2008/10/23(Thu) 12:54 No.721 20年でも過ぎてしまえばあっという間ですが、、、 3年生かせば20年でも可能だと思います。 分けてもらったカトレアが開花するのはおそらく来年暮れかと思いますが、、、ただ、最近の選抜された花では無いので花弁は細くそんなに見栄えのする花容ではないです。山採り株には「原種の良さ」はありますがね、、、 原種の良さといえば手持ちではレリアの原種プルプラタ(多くのカトレア交配種の親/先祖になっている)のセミアルバ品種カルネア(Laelia purplata f. carnea)の画像はこのサイトの次のページ、エミーさんとのログでごらんになれます。
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