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              ■フザリウム、リゾクトニア、斑点性の病気
              フザリウム症は、進行は遅いものの、そのために発見が遅れがちです。原因菌のフザリウムはどこにでもいるカビの一種です。病気にはならなくても普通の胡蝶蘭の鉢にも必ずいるといってよいほど普通の菌です。症状は感染した場所によって異なります。葉であれば黄変落葉(葉が下から順番に黄化して落ちていくのは自然ですが、中ほどの葉が突然黄色くなり次々に落ちていく)が見られます。茎基部に感染すれば赤紫に変色したり、茎期部に近い葉の根元から黄色くなっていきます。根であれば黒変、根腐れなどの症状が見られます。植え込み材や植え替え用の作業道具なども菌が潜む可能性があります。こまめな消毒で予防することが大切です。リゾクトニア菌は根に感染します。症状が進むと根が正常に機能しなくなり、葉が脱水症状を起こします。予防方法は上記のフザリウムと同じです。
                
                フザリウム、リゾクトニアは代表的な菌ですが、そのほかにも病原となる菌は様々で、完全に原因菌を特定するのは難しいため、斑点性の病気であれば幅広い症状効果があるエムダイファーをお勧めします。
                
                また、フザリウム予防には右記のオーソサイドが有効です。
              
               
              
                 
                  |  |  (リゾクトニア)
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                  | <特徴>炭そ病もカビの一種がもたらす病気です。葉に黒〜褐色の斑点ができたり、葉が枯死したりします。
 
 <対処法>
 症状があらわれた部分を、その周囲5ミリ程度も含め切除して、殺菌剤を塗布しましょう。
 
 <薬>
 炭そ病にお勧めな殺菌剤はジマンダイセンです。
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                       (上側の葉)
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